胃カメラ検査 Q&A
どんな症状の場合に胃カメラ検査を受けたらいいですか?
胃がんは初期症状に乏しいため、違和感程度の症状でも受診をおすすめしています。
- 喉につかえ感がある
- 吐き気、胸やけ、胃に不快感がある
- バリウム検査で精密な検査が必要と言われた
- ピロリ菌の感染が疑われる
- 親族に胃がんに罹った人がいる
- 黒色の便が出た
- 40歳を過ぎたが一度も胃の検診をしたことがない
などのような症状があれば胃カメラ検査をおすすめします。
胃カメラ検査の予約は必要ですか?
当院では胃カメラは初診当日検査可能です。(当日に検査を受けられない場合があります)検査前に診察がありその後、検査となります。そのため、検査前日は21時以降絶食でお越しください。
検査予約はWEB予約・もしくはお電話にて承ります。
胃カメラ検査は鼻から挿入するタイプ(経鼻)と口から挿入するタイプ(経口)がありますが、どちらも可能ですか?
当院では経鼻・経口どちらも可能ですが、基本は鎮静下での経口内視鏡を推奨しております。当院では体に残りにくく覚醒しやすい鎮静剤を使用しています。痛みを感じにくくする効果もしっかりあり、体に負担をかけずにほとんど苦痛なく内視鏡検査を受けていただけます。
経口内視鏡の利点としては、スコープの径が約10mmと太いことから、より鮮明な画質で食道、胃、十二指腸の内部の様子を確認することができます。このほかにも生検・色素散布や拡大観察での精査も可能です。
胃カメラ検査に時間はどのくらいかかりますか?
検査時間については、観察のみであれば10分程度です。
検査終了後ですが、鎮静剤使用するため30分程度は院内にてお休みください。特に問題なければ検査時間はトータル1時間弱で終了します。
組織採取をしている場合には後日再診での結果説明となります(希望があれば、再診せずに郵送での結果説明も可能です)。
普段飲んでいる薬がありますが、検査前は薬を飲んでも大丈夫ですか?
常用薬(抗凝固剤、経口血糖降下薬、降圧剤 など)のある方は、診察時事前にお申し出ください。※おくすり手帳をご持参ください。
前日の食事で気を付けることはありますか?
夕食はできるだけ消化の良いものにし、遅くとも21時までに済ませます。水やお茶については、制限はありません。服薬については医師の指示に従ってください。
※常用薬(抗凝固剤、経口血糖降下薬、降圧剤 など)のある方は事前にお申し出ください。
当日検査前の注意点はありますか?
起床後は検査が終了するまで絶食となります。
水やお茶は少量であれば問題ありません。
鎮静剤を使用する場合は、ご自身の運転(車、バイク、自転車 など)によるご来院は控えてください。
検査後の食事制限はありますか?
検査後の飲食は、検査終了後1時間後から可能となります。
検査を終えた日から数日(2~3日程度)は、辛いものなど刺激の強い食べ物やアルコールは避け、なるべく消化の良い食べ物にします。
検査費用はいくらですか?
健康保険 3割負担の場合 |
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初再診料(採血(必要時)) | 2,000~3,500円 |
胃内視鏡検査のみ | 約4,000円 |
病理細胞検査(追加費用) | 5,000円 |
合計 | 6,000~12,500円 |
大腸カメラ検査 Q&A
どんな症状の場合に大腸カメラ検査を受けたらいいですか?
便潜血検査の確実性は低いのですが、自覚症状がない段階の大腸がんを発見できることは可能です。しかし、便潜血検査が陰性でも大腸がんではないということではありません。陰性でもリスクが上昇しはじめる40歳を超えたら、内視鏡検査をおすすめしています。
- 便潜血検査で陽性の判定を受けた
- 排便時に出血(または黒色便)を確認した
- 下痢や便秘で悩んでいる
- 便が細く、残便感がある
- 40歳以上の方(40代から年齢が高くなるにつれて大腸がんの発症率が上がる)
などのような症状があれば大腸カメラ検査をおすすめします。
大腸カメラの予約は必要ですか?
基本的にはまず診察予約をしていただき、診察の際、検査日を決定いたします。
診察予約はWEB予約、もしくはお電話にて承ります。
大腸カメラはやはり苦しいのでしょうか?
当院では、苦痛の少ない検査となるよう、鎮静剤にもこだわっています。体に残りにくく覚醒しやすい一方で、痛みを感じにくくする効果もしっかりある鎮静剤を使用しますので、体に負担をかけずに内視鏡検査を受けていただけます。また内視鏡挿入時に空気ではなく炭酸ガス(CO2)を送気していきます。この炭酸ガスというのは、粘膜に吸収されやすいという特徴があるため、検査中の腹部のハリや腹痛などの症状を軽減できます。
下剤を飲むのにどのくらい時間がかかりますか?
下剤の前処置に3時間程度かかります。
大腸カメラ検査に時間はどのくらいかかりますか?
当日の所要時間は、下剤の前処置に3時間程度と、検査時間に観察のみであれば15分程度です。検査終了後は、鎮静剤から覚めるまで30分程度、院内にてお休みいただきます。特に問題なければ検査時間はトータル1時間程度となります。
ポリープ切除・組織採取をしている場合には後日再診での結果説明となります(希望があれば、再診せずに郵送での結果説明も可能です)。
※がんなどの病変が疑われる場合は一部組織を採取して顕微鏡で詳細を調べる生検(病理検査)や、発見したポリープをその場で切除することもあります。これらを行う際は、さらに時間を要することになります。
ポリープを発見した場合、その場で切除できますか?
がんなどの病変が疑われる場合は一部組織を採取して顕微鏡で詳細を調べる生検(病理検査)や、発見したポリープをその場で切除することもあります。
※検査中にポリープ切除を行った場合には、検査後数日はシャワーを軽く浴びる程度にとどめてください。
普段飲んでいる薬がありますが、検査前は薬を飲んでも大丈夫ですか?
常用薬(抗凝固剤、経口血糖降下薬、降圧剤 など)のある方は、診察時事前にお申し出ください。※おくすり手帳をご持参ください。
前日の食事で気を付けることはありますか?
前日の3食は消化の良いものを軽く食べてください。例えば素うどん・白粥などがいいでしょう(具や薬味を入れないようにしてください)。検査の数日前から腸に残りやすいキノコ類、種・粒・薄皮が残るものを避けてください。また、脂肪分も控えてください。
なお、検査前日は夕食後も水や薄いお茶などでしっかり水分を補給してください。
当日検査前の注意点はありますか?
起床後は、食事をとらないようにし、絶食の状態を維持します。水やお茶についての制限はありません。
また検査で鎮静剤を使用しますので、ご自身の運転(車、バイク、自転車 など)によるご来院は控えてください。
検査後の食事制限はありますか?
観察のみであれば食事は普通でかまいません。
組織検査(生検)をした場合は当日のみ、お酒や刺激物の食品は控えます。
ポリープを切除した場合は、切除した部位からの出血を防ぐため、食事、入浴、運動について数日程度は制限があります(詳細は、医師から説明があります)。
検査費用はいくらですか?
健康保険 3割負担の場合 |
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初再診料(採血・レントゲン(必要時)) | 2,500~4,000円 |
大腸内視鏡検査のみ | 約5,000円 |
病理細胞検査(追加費用) (個数・部位によって異なります) |
5,000~12,000円 |
合計 | 7,500~18,000円 |
大腸ポリープ・早期大腸がん切除 (日帰り手術) |
30,000~40,000円 |